一見健康そうに見えても、いざ健康診断に行ってみると異常が見つかることがあります。血液検査やエコー検査などをすることによって、健康状態を把握することできます。ペットは言葉で異常を訴えることができないため、コミュニケーションの一環として定期的な健康診断を行い、ペットと飼い主様のこれからの日々を守るためにもおすすめしています。
早期発見・治療のために、定期検診は欠かせません。病気が見つかった場合は、症状の進行等を観察し、適切な治療を行います。特に病気が見つからなかったとしても、将来のことを考えて注意すべきことをお伝えします。言葉を話せない動物たちにとって、検査結果は体が伝えるメッセージです。ありのままの健康状態を知ることで、病気予防や早期回復につながります。
問診と身体検査を行い、全身の状態をお調べします。年齢や持病の有無、既往歴、気になることなどを問診でお伺いした後、必要に応じて、レントゲン、エコー(超音波検査)、尿検査、糞便検査、猫のウイルス検査、眼圧検査(犬猫ともに)などの追加検査を飼い主様と話し合って実施いたします。
予約は不要です。お越しいただいた順にお呼びしますが、検診をご希望の場合はできれば早めの時間にご来院いただくようお願いいたします。検診の内容によっては、絶食の指示や尿をためるなどが必要になりますので、事前に一度お電話でご確認いただけると確実です。
診察時、まずは問診を行います。体重の増減や食欲など、普段気になっていることをお聞かせください。
血液検査・レントゲン・エコーをメインに検査を行います。追加検査が必要かどうかは飼い主様と話し合い、決定します。
検査結果の数値を元に、健康状態や考えられる病気について、わかりやすく説明いたします。
当院では、ワンちゃん・ネコちゃんともに、8歳までは年1回、9歳以降は半年に1回の定期検診を推奨しています。
ワンちゃん・ネコちゃんは、人間でいうと1年間で4~5歳も年をとるといわれています。成長や老化も人間よりも早く、年齢や状況によって変化しやすいため、定期的な検診が必要になります。何かあってからではなく、大切なペットの健康を守るためにも、普段からお気軽にご相談ください。
健康診断では、主に下記のような病気が見つかるケースがあります。シニアの場合、腫瘍が見つかるケースも多くあります。
副腎皮質機能亢進症、甲状腺機能低下症、心臓病(心肥大、僧帽弁閉鎖不全)、腎臓(腎不全)、肝臓(肝機能不全、肝障害)、腹腔内腫瘍など
犬と同じですが、特に腎不全、甲状腺機能亢進症は発見されるケースが多くあります。
ペットも“健康で長生き”を目指す時代。 飼い主様とワンちゃん・ネコちゃんとの暮らしを トータルにサポートする動物病院です。