ネコちゃんは食べすぎや遺物を飲み込んだ際に、吐くことがあります。また、毛づくろいで胃にできた毛玉を吐き出すこともあります。しかし、嘔吐を頻繁に繰り返す状態が続く際は、病院へ連れていきましょう。
胃炎、腸炎、膵炎、肝不全、腎不全、ウイルス性感染症、猫伝染症腹膜炎などすべての病気が考えられます。
フードが変わった、味に飽きたなど、猫は様々な理由で食事をとらなくなるときがあります。ただし丸1日以上、何も食べないときは受診しましょう。口腔内トラブルが原因の場合もあります。
猫伝染性鼻気管炎、胃腸炎、腎不全、口内炎、歯周病、悪性腫瘍などすべての病気が考えられます。
食欲はあるのに痩せてきた場合は、腎機能低下による腎不全の可能性があります。また、元気なのに痩せてきた場合はホルモンの異常があり、元気がなく痩せてきた場合は悪性腫瘍の可能性があります。
腎不全、甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍などすべての病気が考えられます。
黄疸はさまざまな病気によって生じますが、緊急性が高く、危険な状態です。皮膚や歯茎、尿が黄色くなります。人の黄疸は白目を見るとわかりやすいですが、ネコちゃんの黄疸はわかりにくいものです。尿の色が最もわかりやすいです。お早めにご相談ください。
血液疾患、免疫疾患、たまねぎ中毒、感染症、肝臓病、胆管閉塞、FIP(猫伝染性腹膜炎)など
まぶたが腫れていたり、眼球が変色している場合は、けがや病気が考えられます。ネコちゃん同士の喧嘩で目をけがしている場合は失明や二次感染を防ぐためにも、適切な治療を施しましょう。
角膜炎、結膜炎、けが、感染症、アレルギーなど
尿に血液が混ざったり、性器周辺をしきりに舐めたりするようになったら、泌尿器系の病気にかかっている可能性があります。特にオス猫は尿道に結石が詰まってしまい排尿が困難となり、尿毒症になっているケースもあります。
膀胱炎、尿管結石、尿道結石、たまねぎ中毒、膀胱の腫瘍など
ネコちゃんの平熱は37.5~39度ぐらいです。目を覚ましてもじっとして動かない、目つきがトロンとしている場合などは、耳を触ったり体温を測ってみてください。39.5度以上の熱があり、鼻水や涙を伴う場合は、ウイルス感染症の可能性がありますので、病院へ連れていきましょう。
ウイルス性呼吸器感染症(猫かぜ)、アブセス(膿瘍)、肺炎、猫伝染性腹膜炎、中毒、免疫の異常など
口が臭いのは、歯や歯茎に異常がある場合が多いです。よだれは痛みを感じている際に増えるため、痛がったり、食べづらそうにしている場合は、お早めにご相談にください。
口内炎、歯周病、口腔腫瘍、歯頚部吸収病巣など
予防接種や健康診断のスケジュールをしっかり管理して、大切な家族であるペットの健康を守りましょう。
ペットも“健康で長生き”を目指す時代。 飼い主様とワンちゃん・ネコちゃんとの暮らしを トータルにサポートする動物病院です。